夏の停電の暑さ対策
夏の停電でエアコンが止まったら、体を冷やすことと、水分・塩分の補給を優先します。冷やすなら、首・脇の下・太ももの付け根など、太い血管が通る場所が効果的です(環境省)。充電式の扇風機と保冷剤、モバイルバッテリーかポータブル電源を用意しておくと、エアコンなしでもしのぎやすくなります。
要点
- 冷やす場所:首・脇の下・太ももの付け根(環境省の熱中症の応急処置の考え方)
- 額に貼る冷却ジェルシートでは、体を冷やす効果は期待できない(環境省)
- 充電式扇風機の使用時間 ≒ バッテリーの容量(Wh)×0.8÷扇風機の消費電力(W)
- 具合が悪いとき、意識がおかしいときは、迷わず救急車を呼ぶ
体を冷やす
- 太い血管を冷やす:首・脇の下・太ももの付け根に、タオルで包んだ保冷剤や冷たいペットボトルを当てます。体の表面近くを通る太い血管を冷やすと、冷えた血液が体の中に戻り、体温を下げやすくなります。
- ぬらして風を当てる:ぬれたタオルで体をふき、扇風機やうちわで風を送ると、水分が蒸発するときに熱を奪います。
- 冷却ジェルシートに頼らない:額に貼るジェルシートには体を冷やす効果はないと、環境省のマニュアルに書かれています。
考え方は熱中症環境保健マニュアル(環境省)に基づいています。
水分と塩分をとる
- 汗で水分と塩分が失われます。経口補水液やスポーツドリンクを備えておきます。
- 意識がはっきりしない人に、無理に飲ませてはいけません。すぐに救急車を呼びます。
- 飲み水は1人1日3リットルが備えの目安です。暑い時期は、さらに多めに(保存水)。
充電式扇風機は何時間使える?
使える時間(h)≒ バッテリーの容量(Wh)× 0.8 ÷ 扇風機の消費電力(W)
0.8は変換ロスを見込んだ目安です。例えば、消費電力5Wの扇風機を、容量37Wh(10,000mAh・3.7Vの表示)のモバイルバッテリーで動かすと、37×0.8÷5≒約6時間です。大容量のポータブル電源(500Wh)なら、500×0.8÷5≒80時間が目安です。
実際の時間は風量の設定で変わります。扇風機の消費電力(W)は、本体や説明書で確認してください。
保冷剤は冷蔵庫と分けて考える
停電中は冷凍庫の保冷剤が貴重です。冷蔵庫の中身を守るためにも使うので(停電で冷蔵庫は何時間もつ?)、体を冷やす分は、普段から多めに凍らせておきます。冷蔵庫の扉の開け閉めは最小限にします。
部屋の暑さを和らげる
- 日中はカーテンやすだれで日差しをさえぎります。
- 風が通るときは、2か所以上の窓を開けて風の通り道を作ります。防犯にも気をつけます。
- 集合住宅の上の階は暑くなりやすいので、暑さがひどいときは涼しい場所への移動も考えます。
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よくある質問
停電でエアコンが使えないとき、どこを冷やせばいいですか?
首・脇の下・太ももの付け根です。太い血管が通っているので、効率よく体温を下げられます(環境省)。
ポータブル電源でエアコンは動きますか?
エアコンは消費電力が大きく、起動時はさらに大きな電力が要ります。ポータブル電源の定格出力と容量を確認する必要があり、扇風機のほうが現実的です。