災害用モバイルバッテリーの選び方
迷ったら、10,000〜20,000mAhクラスで、USB-C(PD対応)の出力があり、PSEマークのあるものを基準にすると失敗しにくくなります。家族分を充電する、数日をしのぐ、といった目的で容量を決めます。
要点
- 容量:スマホ約1〜2回分なら10,000mAh前後、家族や数日分なら20,000mAh前後が目安
- 出力:USB-C(PD対応)だと充電が速い。同時充電できるポート数も確認
- 重さ:容量が大きいほど重くなる。持ち出しやすさとの兼ね合い
- 安全:PSEマークの有無を確認し、保管中も定期的に残量を確認
容量:何回充電できれば足りるか
まず、何を何回充電したいかを決めます。一般に、実際に使える容量は定格の6〜7割程度と言われるため、次の式で目安を出せます(計算の詳細)。
充電回数 ≒ バッテリー容量(mAh)× 0.65 ÷ スマホの電池容量(mAh)
| 容量の目安 | 向く用途(目安) |
|---|---|
| 5,000mAh前後 | 短時間の外出。災害用のメインとしては小さめ |
| 10,000mAh前後 | スマホ1〜2回分。持ち出し用の標準 |
| 20,000mAh前後 | 家族分や数日分。重くなる |
スマホの電池容量は機種で異なります。ご自身の機種の仕様を確認してください。
何個必要か:人数と日数で計算する
必要な合計容量は「スマホの電池容量 × 1日の充電回数 × 日数 × 台数 ÷ 0.65」で目安を出せます。
| 想定 | 計算(4,000mAhのスマホ、1日1回充電) | 目安 |
|---|---|---|
| 1人・3日 | 4,000 × 1 × 3 × 1 ÷ 0.65 ≒ 18,500mAh | 20,000mAhクラス×1個 |
| 2人・3日 | 4,000 × 1 × 3 × 2 ÷ 0.65 ≒ 37,000mAh | 20,000mAhクラス×2個 |
| 4人・3日 | 4,000 × 1 × 3 × 4 ÷ 0.65 ≒ 74,000mAh | 20,000mAhクラス×4個、またはポータブル電源と併用 |
1個にまとめるより、家族それぞれが持てるように分けると、離れて行動するときにも困りません。合計容量が大きくなる場合は、ポータブル電源も検討します。電池を替えれば充電を続けられる乾電池式の充電器を予備に加える方法もあります。
出力・ポート・ケーブル
- USB-C(PD対応):充電が速く、対応機器なら短時間で充電できます。スマホの対応規格を確認します。
- 同時充電:複数のポートがあると、家族の分を同時に充電できます。ただし、同時使用では出力が分配されます。
- ケーブル:スマホに合うケーブル(USB-C・Lightningなど)を用意し、バッテリーと一緒に保管します。
重さ・大きさと安全
- 容量が大きいほど重くなります。防災リュックに入れる場合は、重さも考慮します。
- PSEマーク(電気用品安全法の基準に適合した製品に付く表示)の有無を確認します。
- 高温になる場所(車内など)に長時間放置しないなど、取扱説明書の注意を守ります。
保管と定期的な確認
モバイルバッテリーは、使わなくても徐々に放電します。防災用として保管する場合は、定期的に残量を確認し、必要に応じて充電します。日常使いのものを防災用にも兼ねる運用も、残量が保たれやすい方法です。
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よくある質問
防災用は何mAhがいいですか?
1人なら20,000mAh前後、持ち歩き用なら10,000mAh前後が目安です。人数と日数で合計容量を計算し、個数を決めます。
乾電池式やソーラー付きのモバイルバッテリーはどうですか?
乾電池式は電池を替えれば充電を続けられますが、1セットの充電量は少なめです。ソーラー付きは発電量が天候に左右されるため、補助と考えます。
機内に持ち込めますか?
航空会社や規則によって、容量やWh数に制限があります。利用する航空会社の案内で確認してください。
古いバッテリーは使えますか?
劣化や膨張などがないか確認してください。異常がある場合は使用せず、自治体の案内に従って処分します。